2023年4月22日

ご報告

 ご無沙汰しております。

「嬉しいご報告が出来るかもしれません」と前回のブログで書いたのですが、残念ながらとても悲しいご報告となってしまうことになり、私自身とてもショックが大きくて、しばらくuniboのアカウントでTwitterもblogも開く気持ちになることが出来ず放置してしまっていました。 ごめんなさい。

実は先月3/10にハリネズミちゃんをお迎えしたのですが、そのたった一週間後、3/17にその子はお空に旅立ってしまいました。

「ウリ」ちゃん、と名付けたその子は、生後一ヵ月ちょっとの小さなシナモンの男の子で、お店にいた時から全く物怖じしない性格で、お家にやって来てからもとても人懐っこく沢山可愛いお顔を見せてくれました。
目をキラキラさせて、楽しそうに広いケージの中を隅々まで歩き回って遊んでいて、抱っこしてもまるまらないし寝袋に隠れてしまうこともなく、まだ最初だからとケージからは出さなかったけれど、それでもケージの外から声をかけると寄って来てくれたりコミュニケーションがとても取れる子だなと思っていたからこれからの生活が本当に楽しみでした。


亡くなった原因は肺炎で、どのように症状が出てどのように進行していったのか、きっと詳しく記載しておいた方がいつか同じようなケースの飼い主さんの役に立つのだろうとは思うのですが、あの一週間を思い出すのは私にとってもまだ辛く、今回は控えさせてください。

病院の先生曰く、発症したタイミングから考えてもおそらくお店にいる時から既に先天的に疾患持ちだったのだろう、ということで、私自身、頭の半分では「仕方のなかったことだ」と分かってもいるけれど、もう半分ではどうしても「私がお迎えしなければこの子はもっと生きられたのかもしれない」と思ってしまって、後悔と申し訳ない気持ちでずっといっぱいで、こうして文章にまとめることが出来るようになるまで随分時間がかかってしまいました。


私にとっては、2021年にムギを亡くした時のショックがとてもとても大きくて、それで新しい子をお迎えするのをずっと躊躇していたのですが、あれから2年が経ち、ようやく気持ちの切り替えが出来て “新しい子をお迎えしよう” と心に決めて、今まで以上にお部屋の環境やフードなども良いものにして準備万端でお迎えしたのにこんな結果になってしまって、ただただショックで悲しくてたまりませんでした。

本当に一瞬の短い時間だったけど、家族になってくれたウリちゃん。
まだ今でも完全に乗り越えられてはいませんし悲しいことには変わりないですが、それでもようやく少しずつ気持ちの整理もついてきて、今はただ「どうかお空で安らかでありますように」と、毎日お線香をあげながらお祈りしています。


ムギの闘病の時もそうだったのですが、今回のウリちゃんのことで、あぁそうだった、小さな生き物が苦しんでいる姿を見ることはこんなに苦しいんだった、と改めて思い出されて、正直今回のことはかなりトラウマになってしまって・・・
多分、もう今後ハリネズミさんをお迎えすることは出来ないな、と思っています。
我が家のハリネズミさんとの思い出は、ウニ、ムギ、そしてウリちゃんで十分かな、と。

こうして文章にするだけでも未だにまだ思い出して辛くなってしまうのですが、やっぱりちゃんと覚えていたいし、ウニやムギの記録と共にここに残しておきたいと思ったので書かせていただきました。

特に何のお役にも立てないようなただつらつらと思いを綴っただけのような日記になってしまいすみません。

uniboの今後については、いろいろと思うところもありますのでまた追々書かせていただければと思うのですが、有難いことに2015年のオープン当初からずっと変わらずご利用くださるお客さまや、ご縁あって新しくご利用いただけるお客さまも多くいらっしゃいますので、まだしばらくお店の方は続けていく予定でおります。
看板ハリネズミ不在となってしまいましたが、変わらず真摯に丁寧に、良い商品を作って、必要としてくださるハリネズミちゃんたちや飼い主さまたちのお力になれればと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


ウリちゃんのお墓から見えるお空。
ウニやムギと一緒に、どうか穏やかに安らかに過ごしてくれていますように。